暑い、暑い夏に父は逝った。
お盆の墓参りにあっちこっち周って、最後に恩ある人の墓の前で倒れた。
まさか死ぬとは思っていなかったが、駆け付けた林先生が「心筋梗塞であと一週間ほどの寿命」と言われショックだった。
その予告どおりに父は亡くなってしまった。
あの時、自分は35歳で、父はとてつもない存在ですごく年寄りだと思っていた。
半ば寿命だとさえ思ったのだった
しかし今、振り返って調べてみたらなんと父は74歳で亡くなっていた。
今、自分は72歳、そんなに変わらないではないか…。
兄も76歳で亡くなっている。
ひょっとしたらと言うか、家系からいくと自分もそのあたりが寿命なのか…。
何とも言えないのだが、いつのまにやらそんなことが気に掛ける歳になってしまった。
毎日を大事に過ごしたいと思う。
何といっても可愛い孫たちの成長を楽しむためにも…。