てっちゃんの「きときと日記」

毎日が楽しい日曜日!

滝の白糸文学碑

若い人は興味もなく通り過ぎてしまうだろうが…
泉鏡花の「義血侠血」
水谷八重子の「滝の白糸」も何度かTVで見た覚えがある
まだ二十歳そこそこの頃、先輩に連れられて「いなり横丁」と言う飲食街に行った
 行ったスナックにはサークルの知り合いの女の子がいてモジモジ
あこがれな人だった
なんと先輩の彼女だと知ってショックで彼女から勧められたビールをがぶ飲みしてしまった
トイレが袋小路の奥にあって、そばにこの石碑があったのだった
先輩が「文学碑があったろう?お前は興味があるだろう!」
そんなの知らない!あんたの彼女と言う人の方がよっぽど興味があるのに…
すっかり悪酔いしてしまった夜だった
今ではなくなってしまった「いなり横丁飲食街」
その文学碑がどこに行ったのやろうと思っていたら電車道路の向こう側にちゃんと鎮座していたのだった
これを見るたびに、あの夜のことを想い出すのだった