嫌いな畑仕事に強制連行された後、脱走してきて庭でコンロに炭火を熾す。
コップ酒をチビリチビリやりながら火の熾りに勢を出す。
こんな労力は屁とも思わない…。
赤い炎を眺めているとすごく気が落ち着いてくるのだった。
オラにもずっと古代の原始人の血が引き継がれているのだろう…。
きのうは鯛の刺身だったがきょうはメバルの塩焼きだ。
酒の肴には最高だ!
火が熾るまでが大変、30分くらい奮闘する。
メバルは荒塩を振りかけて冷蔵庫に保管してあった。
じっくり焼くだけ…。酒を呑みながら…。
少し焼き過ぎかと思うくらいに焼く。
ガスレンジなどでは、なかなかこんなふうにはならない。
まるで「たい焼き」みたいだ。
きょうは6匹焼いたが、確かもっともらったはずだが…。
畑から遅く帰ってきた妻に食べさせると御機嫌だった。
あとの残りは冷凍してあるとのことで、まだまだ楽しみがのこっているのだ、
いっそうのこと釣りをしてこればいいのだが、どうも気の短いオラには性が合わないのだ。
きょうはコップ二杯呑んだ。もちろん妻には内緒。
おいしかった!極楽、極楽