なんか久しぶりに出かけるような気がする。
外の空気は意外と冷たい、まるで秋のような気配さえ感じる。
いつだったか出遭った「マドンナ」に、ひょっとしたら再会できないかと思ってその場所に行って見る。
自転車を持ち上げて登りつめたところに彼女が立っていたのが印象強く、目を閉じて期待に胸を膨らませてみたのだが、そっと目を開けても彼女はいなかった…。
マドンナが残して行った炭に火を熾してみようと小枝を集めて火を点ける。
くすぶって派手な煙があがり、躊躇するが、ここは山の中。
ちゃんと炉の中でやっているしとがめられることはない。
炭が濡れていたので、なかなか火が熾らなかった。
もっとも大げさな料理をする準備もしてきていなかったので、ただただ火遊び…。
新しく買った「風防」を使ってみる。
きょうも、おいしく炊けたご飯!
今度はマドンナが置いて行ったフライパンもあるから、焼きそばでもしようかな…。
そのうちにまた再会することにもなるだろうと淡い期待をする。