昔の知人に会いたくなって、氷見に行く。
事の顛末を書こうとしたら小説みたいになってしまう…。
事前に調べておいた家の近くに来ると、
「もう亡くなってしまったよ!」と近くの畑仕事をしていた「ばあちゃん」からショックな言葉。
なんのことはない、痴呆症の「ばあ様」のたわごとだった。
「生きている」とわかったのだが、会えなかった…。
老人ホームに入ったとのことだった。
よっぽど、そのホームも訪ねようかとも思ったが、それはできなかった。
昔の、きれいな姿をずっと瞼の奥にしまっておこう。
あぁ、もう自分の人生も終末に向っているのかな…。
なにか寂しいものを感じながら、帰りは十二町潟に寄り、仏生寺回りで帰った。