きょうは寒い日だった。
午後から晴れ間も出てきたと思って自転車で出かけたのだが、やっぱり北(高岡方面)に向かうほどに空は暗く、寒く、雨も降ってきたので、あわてて家に戻る。
少しでも走れたからいいかも。
相撲を見ていたら「ピンポン!」。
インターホーンを覗くと何やら若い男の姿。
てっきり新聞の勧誘か訪問セールかと思ったら、なんと「大きな孫」だった。
久しぶりだ!
社会人になってからは滅多に来なくなった。
「クラウン」を乗り回していると聞いていたのに玄関を見ると軽四が停まっていた。
「どうした?どうせぶっつけてしもうたがやろ!」
「調子悪うて修理に出しとる」
「お前なんかがクラウンに乗るなんて、100年早いわ!」
さんざん言いたい放題に孫も苦笑い。
「じいちゃん、まだ自転車乗っとるがけ?」「いくつになったがけ?」
「オラ、まだまだ若いから!」
妻が、肉を焼いたり味噌汁を作ったりして、おいしい夕食を食べて満足そうだった。
「そんじゃ、帰るわ」
何やら帰り際、もぞもぞしていたけど、ひょっとしたらまた、小遣いをせびろうとしていたのだろうか…。
「じっちゃん、小遣いあげる!」
そんな淡い希望を抱いているのだが、なかなか理想な孫にはなってくれない…。