あっという間に月日が流れていく。
義父が亡くなったと知らせを受けて夜、急いで車を走らせたのが、ついちょっと前みたいに想い出す。
風呂場での事故死だった。
駆けつけたときは警察のパトカーが来ていて家の中にも入れないような雰囲気だった。
義母が婦人会の会合に出かけた後、風呂に入ろうとして足を滑らせたのか岩で頭を打って…。
なかなか検証が終わらず長い間待たせられた。
座敷に寝かせられた義父の姿は赤く腫れあがった手が上がったままだった。
岩風呂の岩に頭をぶっつけて気を失いそのまま風呂に顔をうつぶせになって溺死したのだった。
まだまだ働き盛りの67歳だった。
今日は、そんなことで義弟夫婦と集まり遺徳を偲んだ。
右端のすらっとした長身の人が若いころの義父。
妻はこの血を受けついていて背が高く、スカッとした性格、長男も義父に似て長身。
ありがとう!