きのう見た映画「おとうと」とってもよかった!
吉永小百合の弟役で鶴瓶が、いい役をしていた。
姪の結婚式に遅れてきて、とんでもないことをしでかしてしまうシーンでは、ハラハラして見た。
自分も似たようなことをしたなぁ…と思い浮かべてしまった。
長男の結婚式では神父の前での誓の言葉を述べる際に、決まれていたセリフとは違ったことを大きな声で言ってしまい神父ににらまれてしまったけ。
最期の父親の挨拶では緊張のあまり、用意していた原稿が探しても出て来ず、仕方なく適当にチャランポランなことを言って笑いを誘ってごまかしたが、横にいた息子からは肘鉄をくらってしまった。
でも皆さんが退場されるときは「お父さん、あの挨拶は良かったですよ!」と声をかけてもらってうれしかった。
何が正常でなにが異常なのか…、何がまたもで何がふしだななのか…。
鶴瓶維のやったことは確かにまともな行動ではないと思うが、目くじらを立てるよりも笑って見過ごすほどの度量のある人間でありたいと思う。
鶴瓶の役が「鉄郎」というのもおもしろかった。漢字は違うが私とおなじ「徹郎」だ。
そして「てっちゃん」だ!
最後に民間のホームで静かにみんなに見守らて亡くなっていくシーンは感動だった。
「長い間、ご苦労様でした!ゆっくりお休みください!」
無駄に生命を引き延ばさず、来るべき日の為に精いっぱいの看護をするのが正しいやりかただと思った。
いい映画だった。