「あいの風とやま鉄道」に新しい駅が、きょうオープンした。
お祭り男、さっそくオープンイベントに行ってくる。
期待した「獅子舞」は保育園児の演ずるものだった。
母校の西部中学校吹奏楽部の演奏
たくさんの人が集まった。
最後に「大抽選会」なるものがあり、旅行券が当たるのでみんな真剣だった。
きょうは大変な日だった。
午前中、息子らしき男から電話。
何やら元気がなくボソボソ…。
思わず息子の名前をかけてしまったのが騒動の元。
「喉がおかしく病院に来たらポリープがあると言われた」
まずはこのことで心配をかえられ、こっちはあわてて妻に電話を替わった。
妻は落ち込んでいる息子に「ポリープにもいろいろあるから心配することはない」と言って励ましのことばをかけていた。
そのうちに急に話が「カバンが置き引きあってしまった」との話に変わった。
財布はもちろん、携帯も入っていたので今は公衆電話からかけているとのことだった。
携帯に電話すると番号が悪用される恐れがあるから絶対にしないようにと言う。
とにかく警察に届けを出しにいくから、と最初の電話は切れたのだった。
しばらくすると警察の遺失物センターなるところから電話がかかってきた。
電話の聞き取りが苦手なので妻が替わってとると財布がみつかったとのこと。
そして確認の為に、こちらの住所、名前などを聞かれ、うっかり言ってしまった。
警察署の名前をきいても応えず(本人が知っているからと)おかしいと思い、「ほんとうに警察の方ですか?」とさえ聞いた。
しかし、すごくやさしく丁寧に応対するので怪しまなかった。
念のため名前を聞くと「米倉」だと答えた。
電話を切ってしばらくすると、また息子らしき男から電話。
「実はカバンの中に会社の通帳と、きょう取引のある大事な書類が入っていて困っている。通帳が銀行で凍結されたのでどうしても取引のお金が必要だ」
いくら必要なのかと問うと「200万円送ってくれ!」とのこと。
「そんなもん送れん!」と言うと、とにかく今からでも取りに来るとさえ言う。
さすがこの時点でおかしいと思い「オレオレ詐欺でないけ?」と疑った。
一度切ったので次の電話では録音することにして待っていたら、かかってきた電話を取ると「おやじけ?」と最初に口にしたので間違いなくこれは息子でないと確信。
息子は決して「おやじ」なんて言わない、「お父さん」と言うからだ。
「録音を開始します」とアナウンスが流れると相手は慌てだした。
「何?これ、録音ってどういうこと?」
電波状態がおかしいとか何とか言って電話は切れたのだった。
決して携帯に電話するなと言っていたが決心して息子に電話すると元気な息子の声。
「お前今どこや?」
「会社やけど」
ほんとうにほっとした。
事情を話すと息子に怒られてしまった。
まさか家にこんな電話がかかってきて、まんまとひっかるなんて思ってもみなかった。
あまりにも息子の話しぶりと似ていた。
幸いお金まで取られることはなかったが、いろんな個人情報を教えてしまった。
交番に連絡すると警官二人がやってきて、いろいろ助言してもらった。
ちょうど他にも同じ「ポリープ」を使っての事案があったところだとのことだった。
お金を取りに来るかもしれないと5時ころまで家で待機されたが犯人は来なかった。
しばらくは戸締りを厳重にして電話もとらないようにとのことだった。
まったく恐ろしい世の中だ。
息子とも「山」「川」じゃないが合言葉を決めねば…。
そう孫たちとも。
最後に息子が言った。
「俺、実家に電話する時は標準語でなく高岡弁でしゃべっとる」
そうやった!
あんなきれいな言葉遣いではなかったのだった。
「あいの風とやま鉄道」に新しい駅が、まもなくオープンする。
北陸新幹線が開通してからは旧北陸本線の路線は、ほんとうにローカル線となってしまった。
この新しい駅ができる前、近くで畑作業をしていた「おばちゃん」は「今じゃ静かなもんやわ、特急列車が走っているときは三脚を立てて写真を撮るアマチュアカメラマンがいっぱいいて邪魔やった!」
でも今度は新駅を撮る人が、いっぱい来るかも…。
とにかくこの時節、駅ができるなんて珍しい出来事だ。
さっそく自転車に乗って出かけてみた。
以前から、この線路のそばを走るのが大好きだった。
佐野のほうから線路伝いにはしってくると新駅「やぶなみ駅」が見えてきた。
和田・北島地域と木津・南星地域が駅舎で結ばれた感じ。
歩行者はフリーで行き来できるのかな?
ここ以外には横断するところは近くにはないので貴重な横断歩道かも。
和田・北島側の駅口
明後日のオープンを前に最後の仕上げを急ピッチで作業しておられた。
近くにいた人に「こっちが表かね?」と聞いたが「そうかもね」とのこと。
ぐるっと走って木津側に行ってみる。
こちらは最近、あたらしい家が立ち並んで大きな住宅団地となっている。
家を建て直す時に何度も参考に家を見に来たところだ。
木津・南星側の駅舎
どっちが表か裏か?
さて、この駅を利用することがあるかどうか…?
富山に行く場合、城端線のつなぎが悪く待ち時間が長いので西高岡駅を利用することがある。
それを考えると断然、この駅を利用したほうが便利と言えよう。
その場合、どっちに停めたほうがいいのだろう?
なかな楽しみだ!
なお駅名の「やぶなみ」とは万葉集に詠われた「やぶなみの里」からとのこと。
すぐ近くには、その由来のある「荊波神社」がある。
うっかり「やぶなみ神社」と読みそうだが、ほんとうは「うばら神社」と読む。
昔はこの辺も「いばら」だらけの荒れ地だったことだろう。
きょうは天気が良くって気持ち良くサイクリングできたと思ったが昼頃から風が強くなってきて帰り道は最悪だった。
風がなければ、もっと遠いところに行くつもりだったのに残念だった。
春は風と勝負。
まずは近くの「五十玉用水」に「梅花藻」を見に行く。
なんかよどんでいるし、流されてしまったのか見当たらない…。
まだ時期でもないのかも。
続いて「玄手川」に行ってみる。
ここもまだ時期でないのかも。
古城公園では「梅」が花盛りだった。
海が見たく出かける。
最近、ガム電池を手に入れMDプレーヤーを活用している。
どちらも今では市販されていないシロモノ。
きょうはそれを持って、壮大なワグナーの曲を壮大な風景の中で聴こうと思って…。
島尾の植物園の前の海岸に、長ーい「木道」があって、そこにお気に入りの「オラのベンチ」がある。
何たることや、きょうも倒木が何ヶ所もあるではないか。
おまけに「オラのベンチ」も消えていた。
台風で流されたそうで、いっしょうけんめいに復旧作業が行われていた。
もともと老朽化していて「立入禁止」の看板が上がっていた。
少し離れたところのベンチに腰掛けることに。
まじめな顔してワグナーの「タンホイザー序曲」などを聴く。
最高だ!
海も静かで穏やかだった。
このあと「番屋」に行って、足湯に浸かり、くつろいで帰ってきたが、帰り道は風が強く大変だった。
玄関を出たら、こんな光景が。
ほんとうに、おもしろいことをやってくれるわい。
味噌の釜を返しに行ったりしていて出足が遅くなったが自転車ででかける。
きょうはいい天気だ!
海老坂を越えて海に行こうと思っていたのに、なぜか五十里地区から山に入ってしまった。
それもとんでもない「険道」だった。
倒木がすごい!
このあたしで引き返せばよいものを、ついつい怖いもの見たさに入ってしまった。
数年間の「僧ヶ岳林道」を思い出してしまった。
身体さえ越えるのがむずかしいので自転車は持ち上げて放り投げる。
もう破れかぶれな状態。
やっぱりまずかったなぁ…。
峠手前で温かいカップ麺を食べて英気を養う。
馬鹿な手下との記念写真。
雪の深い峠を越せばそこはもう下り坂で氷見の神代地区に下りる。
最後に通行止めにならないことを願って…、もう後戻りはできないのだ!
こんなとこに来る奴は、そうそういない、シカくらいかな。
能登高速道が見えてきた。
もう麓にちかい。
何かと話題にあがる「神代温泉」
やっていないのかと思うくらい静かだったが営業中だった。
一風呂浴びたいくらいだが…、パス。
神代の田舎風景は映画の中にいるみたい。
氷見までいくつもりだったが疲れたので仏生寺経由で帰る。
途中の岩坪で自販機のコーヒータイム。
きょうは思いっきり汗をかいてしまったのだった。
昨年より少し遅くなったが今年も味噌を友人夫婦といっしょに造る。
9時に火を入れたが、なかなか豆は煮えない。
午前の部は15キロの豆。
ミンチでつぶすには手でつぶれるくらいにやわらかくならねばならない。
アクを取ったり、油断するとふきあげたりして目が離せない。
豆を煮ている間に、麹と塩をよく混ぜる。1:1:0.5の割合。
豆15キロ、麹15キロ、塩(天然)7.5キロ。
ゆであがった豆をミンチする。
以前は手動で大きなハンドルを回していたが、今は電動なので楽だ。
少し冷ました後、麹と混ぜて玉をつくる。
空気を抜くために、力いっぱい容器に投げつけて入れる。
豆15キロで約80キロの味噌ができる。
表面に塩をまいて笹の葉をかぶせて仕上がり。
一年ほど寝かせる。
お昼に「風月」の名物「もつうどん」を出前してもらい、ビールも少しいただき一服。
午後より同じ作業を繰り返す。
片付けも終わって家に帰ったのは3時を過ぎていた。
味噌造りは気力と体力が必要!
また夫婦仲も良くなければいけない…。?