朝刊を覗くと死亡欄に同級生の名が…。
よく小矢部川の土手を走っているとランニングしている彼と出会った。
数年前に会った時は、こっちのことを想い出せないでいたので、ちょっと痴呆でも入ったのかなぁと思っていた。
さかんに「あんた誰やったかなぁ?」と聞くので、思わず「知らんでいいよ!」とまで言ってしまった。
その後、やっと思い出したようで「なんだ、てっちゃんか!」
サングラスをかけていて帽子もかぶっていたのでわかりにくかったと言っていたが…。
ここ最近、姿をみないので気にかけていたところだった。
ずっと前、会社の近くのなにか塗装をする会社に転職して「臨時雇いだけど塗装作業している、一日中マスクしてやっている…」と言っていたので身体によくない作業だから辞めたほうがいい、と注意していたのだが…。
その後「あんたは仕事ぶりがいいから…」と本採用になったと喜んでいた。
しかしやっぱり身体にはよくなかったようで、そのご難病のパーキンソン病になったと人から聞いていた。
小矢部川の土手で会った時も何か手足が震えているような感じで歩行もまともでない感じだった。
病院にも週何回か通っている感じで「若い看護婦さん、いいぞぉ!」なんて言ってた。
まさか亡くなったとは…。
この頃、ほんとうに身の回りの同年代の人が次から次と亡くなっていく。
次は誰?
自分は大丈夫のつもりでも、何とも言えない…。
とにかく、もうそんな歳になってしまったということだ。