また孫の顔を見に能登に行く。
ついでと言っては何だが近くを散策する。
世界一長いベンチそして岸壁の母
♪母は来ました…の歌詞で有名な「岸壁の母」
その母「端野いせ」さんは、この富来町の出身とのこと。
道の駅には、詳しい資料もある。
戦死したはずの息子「新二」が実は中国で生き延びていたと言う驚きの裏話もある。
「事実は小説より奇なり…」ということだろうか。
断崖絶壁の淵を歩いたのだが、本当にスリルがあって身が固まった。
こんなところに義経の一行の船48隻も、ほんとうに隠したのだろうか…。
汗をかきながら道を戻ると老夫婦と出会う。
「この先、どうなってますか?」
「断崖絶壁の所があってとってもスリルがあっていいんだけど、お年寄りには危険だし、ここからはけっこう歩かなくてはならないからよしたほうがいいです」
奥様の足が不自由そうだったので、そう言ったのだが御主人の方はすっかり興味が沸いてきたのか奥様の止めるのも聞かずさっさと先に進まれた…。