大好きな橋を渡って…。
大きな堰を見る。
きょうの宮島峡は車もたくさん、人もたくさんで賑わっていた。
静かな所を求めて更に上流方面に行く。
一番奥の所に行き、ここなら誰も来ないだろうとバーベーキュの準備をする。
炭をかき集めて着火するが、なかなか起こらない…。
そんなことをしているところに女の人がやってきた。
まさか!誰も来ないと思っていたのでびっくりだった。
「自転車が見えたので…」
紅葉を求めてやってきたようですぐに立ち退くと思いきや、「なにやら面白そう!」と腰を落ち着けてしまった。
世間話などをしながら手伝ってもらって何とか焼きそばが出来上がり。
「少しだけでいいわ」
何て言ってたけど「おいしいわ!」と言ってお替りも食べた。
お互いに何処の誰かもわからないから気楽に何でも話し合い、楽しかった。
「夕暮れが早いからそろそろ帰る準備をしなければいけないんじゃない」
時計を見ると、もう3時半を回っていた。
急いで火の跡始末をして道具も片付けて自転車に跨いだが帰宅する頃は暗くなってしまった。
またあの人に会いたいなぁ…。