天気予報では午後からは崩れると言っていたのだが、どうも降りそうでもないので出かけてしまった。
先輩の所に寄ってから山沿いにある温泉施設に行って、のんびりと過ごそうと決めていた。
先輩の所で長々とおしゃべりしていたら、もうお昼過ぎ。
先輩も「雨がふってくるぞ!」と言っていたが雨合羽も用意してあるので「降ってもへっちゃら!」なんて言ってたのだが…。
空が異常に暗くなっていた。
そして何よりも風が強く吹いている。
信号を渡れば温泉の所に行くのだが赤信号で待っているうちに、もう一人の自分がつぶやくのだった。
「やめたほうがいいぞ!さっさと家に戻ったほうがいいぞ!」
その言葉に素直に従って方向をリターン。
小矢部川の橋の上では突風が吹きつけて思わず倒れそうになった。
雨も小粒だが落ちてきたので、力を振り絞ってペダルを漕いだ。
なんとか雨にも濡れずに帰ってきたが、もしあのあま温泉施設に行っていたら帰って来れなかったかもしれないと天気予報を信じなかった自分を反省。
金沢市内ではアラレも降ったみたい。
夜は大雨と雷の嵐となったのだった。