高速を使っても9時間余りもかかり、すこし疲れが残っている状態。
友人に誘われ、丸森町がどこなのかも知らずに、そしてどんな被害なのかも知らずに行きました。
行ってビックリ。
台風19号の被害で川の堤防が決壊して水害になったとのことで道路が泥で汚れていて納得。
ボランティアセンターの方々から「きのうやっと道路が開けた所がある」とのことで、そこに案内してもらいました。
行ってびっくりでした。
以前、鬼怒川の氾濫で行った常総の時よりはるかにひどく、手も付けれない状態でした。
電気も水も使えないので一旦、町にもどり水を確保して電源が取れる別の場所で炊飯して運ぶことにしました。
ある自動車部品を製造する会社の敷地を借りての作業でした。
裏手が土砂崩れしたとのことで男の人達は土砂を運んでおられました。
社長さんは我々を快く迎えてくださって、暖かい缶コーヒーも頂いてしまいました。
現場では北海道から来られた人たちが「ジンギスカン鍋」を料理しておられ、我々が炊き立てのご飯を持っていくと、被災民の方々も集まって来られ喜んでいただきました。
ドローンを使って上空からの撮影をしている人がいて、地元の人が自分の家を見せてくれと言って画面をのぞき込んで涙ぐんでおられました。
そしてこの悲惨な状況をたくさんの人に伝えて欲しいと言われました。
とにかく行政の動きが遅いようで不満を漏らしておられ、早い段階からの活動のボランティア活動には感謝してられました。
町としてもこのような災害は経験したこともなく対処は難しいと思われます。
今回は役場には北海道庁から災害対策の経験のある役人さんが何人か来ておられ指導を行っておられるようです。
丸森町は日本らしいきれいな町です。
こんな被害がなければ紅葉の季節でもあり行楽客で賑わっていたことでしょう。
どこにでもありえるような災害だと思いますが、なぜにこんなに大きな被害になったのか検証してみる必要があります。
グーグルマップで被害に遭う前の画像を見つけ、今回の被害場所と照らし合わせて見ました。
こんな災害が二度とないように願いたいものだと思います。