曇り空だが降る気配はなさそうなのでMTBで出かける。
熊騒動の伏木から氷見に行き仏生寺周りで帰るコースを描いて。
きょうは人との出会いが多い日だった。
十間道路では買い物帰りのおばちゃんが坂道で一息ついていた。
「大変だね、こんな坂道が生活圏だったら…。」
「へぇ~っ、あんたチャリンコでどこまで行くがいね」
そんな感じで、とうとう自転車から降りて、一緒に坂道を歩いた。
「久しぶりに、面白い人と話をしたわ!」と喜んでもらえた。
灯台へ続く道を登る。
その先には「もみじ姫公園」がある。
ここでも人との出会いがあった。
最初は婦中から来たと言う老夫婦。
「仲いいなか!」とおだてたら、奥さんが離れたあといろいろ愚痴をこぼす。
いっしょに愚痴を述べて奥さんが近づいてきたら笑ってごまかす。
入れ替わりにやってきたのは、この「ランドナー」という自転車でやってきた人。
歳を聞くと同年代。
親近感が沸き、話が進む。
なんとこの人は国内のあっちこっちはもちろん外国にも何度も行っているとのこと。
「お金もたいへんやろうがいね」と言うと「一人だから…」とのこと。
「ドイツ」がいいよと薦められるが、とんでもない…。
そんな言葉も通じないところには行きたくない…。
世の中には、本当にすごい人がいるもんだなあと思う。
新聞にもTVにも出ない人だが話を聞いているとほんとうに、いろんな経験をしておられる。
こんなすごい人と出会ったら自分の器の小さいのを意識してしまい心が委縮してしまう…。
でも人は人。自分は自分で狭い所でも楽しんでやればいいと自分に納得させる。
このあと同じコース(仏生寺周り)で帰ると言ってたが、同伴することなく一足先に彼がスタートするのを見送った。
帰ったら4時を回っていい時間だった。
シャワーを浴びてビールを呑んで…。