人生どこに災難が待ち受けているやら…。
ご近所の仲良くしているYさんが自転車でこけて足を骨折してしまい救急車で運ばれたとのこと。
ちょっと前までは、いっしょに大日平や立山にも登ったことのある健脚者だったが最近は足腰が弱くなって高齢でもあり車の免許も手放された。
そして自転車に乗られるようになったのだが…、どうもそんなパターンの年寄が増えてきたように思う。
歩けないが自転車なら乗れるので近所をフラフラと散歩されるのだ。
ごみ捨てに行くのも自転車で行かれる。
そして軽快に来たはずなのだが自転車を降りる段になってもたもたしている。
完全に腰が曲がってしまってやっと歩けるようなOさんがそうだった。
Oさんはその自転車で郊外の年寄りにお風呂まで来られるには驚いた。
事故に遭わないのが不思議なくらいだ。
そしてとうとうYさんまでが、そんな自転車乗りになってしまい心配していた矢先だった。
車にぶつかったわけではないのだが、止まろうとしてもたついて倒れたとのこと。
大腿骨骨折で明後日手術とのこと、その後は3週間ほどはリハビリに励まなければならないとのことだった。
きょう見舞いに行くと思ったよりも元気そうで笑顔なので安心したが、今後は一気に老けが早まっていくことだろうと察する。
みんなそうなのだ。
元気だった人が、ある日突然に足を傷め入院して、それからずっと病院生活に入ってしまうのだった。
最後は老人ホームに入って、そのまま家にも帰らずそこで人生がおわってしまう…。
本人のリハビリの努力次第だが今までの生活にはなかなか戻れないだろう…。
自分も毎日のように自転車を乗っているので他人事ではない。
きっと近所の方は、毎日のように出かける私を見て危なっかしく思っておられることだろう。
「あんたも、いい歳なんだから気つけられ!」
そんな声が聞こえそうだ。