近所に不幸があって、昨日今日とお手伝いした。
この葬儀場は花屋さんが経営しておられるので祭壇が、よそのよりもきれい。
初めて来たときは、びっくりした。
今回も「寒桜」が飾ってあり特別に目に入る。
親戚が少なく、こじんまりとした葬儀だった。
つい、ちょっと前には、すぐ近くで一人暮らしの人が亡くなったばかりだ。
最近は新聞の告知もなく静かに密かに逝かれる人が多い。
「売り家」の看板が立てられて初めて、その家が誰もいなくなったことに気が付くのだった。
元気だった頃の、その人たちのことを想い出し、なんと人生は、はかないものだと痛感する…。