きようは、お昼に「大きな孫」がやって来ると言うので、どこにも行かず家におろうと思っていたのだが…。
やっぱり出かけてしまった。
風の吹くまま飛びだしたら小矢部川の堤防を走っていた。
国東橋詰めの休憩所に寄ると、案の定ここをねぐらのようにしているO君がいた。
彼は同級生。
パーキンソン病だという彼は、しばらく重病になったのか姿を見せない時期があったのだが、この頃は復活して、この堤防あたりでランニングなどをしている。
その彼が、まっさきにくちにしたのはNさんのことだった。
Nさんは市内では有名な菓子舗の関係のひとで大柄で恰幅のいい人だった。
いつも姿をみせなくなったO君のことを心配していた。
O「あのNさんが亡くなった!」
わからないものだ。
O君を心配していたNさんのほうが先に逝くなんて…。
O君は、相変わらずベンチのそばに薬のゴミを散らかしていた…。
こんなことをしていちゃ、治るものも治らないよ。
結局、きょうは氷見にたどり着く
いつもの場所で、いつもの商店街で買ってきた「つみれ揚げ」を食べて…。
独りだけどこんなことしているのが最高!
芝生に寝ころびながら、きょうはチャイコフスキーの「バイオリン協奏曲」を聴く。
良かった!