家を建て替えしている間に仮住まいしていたMさんの家が近々に解体されるとのこと。
私たちにとっても懐かしい家だ。
お別れの意味もあって、二人で家の中を見させてもらった。
いつもいた居間の押し入れの壁に何か光るものが…。
「えぇ、これってほんものでないけ?」
Mさんは全く興味のない顔付。
すると妻が、とんでもないことを口にした。
「あら、こんなとこにあったがけ!」
なんと、これらは妻の所有物だったようだ。
引っ越しの時、よく整理したつもりだったが、やっぱり見落としがあったようっだ。
「あんた、よう目に入ったね!」
他の人にはわからなかったが、背の低いおかげで、ちょうど目線があったのだろう。
ちょうど金属類の回収業者が来ているとことだったので、まさに危機一髪だった。
すべて本物ので安物ではないとのこと…。
なんでそんな大事なものを今まで気が付かなかったのだろう…。
妻の図太さにあきれる。