きょうは「能作」の工場が予約なしで自由に見学できるというので出かける。
案内に従って工場を見学。
自分も鋳物工場にいたから、よくわかる。
すごく近代的な設備になっているが、やっぱりどうしても機械化ができない作業もある。
一生懸命に働いている職人の姿に過っての自分の姿を見る思いだった。
永平寺を見学するときの注意事項として、修行僧を写さない、みだりに話しかけないというようなのがあったが、ここでも職人に近づかない、話しかけない…が決まりだった。
だけど、ちょうどすれ違った職人さんとは自然に会話ができてしまった。
「若い人が多いですね!」
こちらは錫製品。
錫は比較的に低温度で溶けるために、さして高度な設備が必要とはしない。
ガスコンロで鍋で溶かしていた。
大がかりな工場の設備は「銅」「真鍮」製品のためのものだ。
しかし錫の売り上げの方が大半なもようだ。
工場内は鋳込み作業が終わった後だったのが、ちょっと残念だった。
銅器工場を見学コースにするのは、すごいことだと思う。
人が物を造っていることを目の当たりにすることは大事なことだと思う。
何でも機械の流れ作業で簡単にできると思ったら大間違いなのだ。