天気のいいあとは悪天候。
午前中は晴れ間もあったが、午後からは風も強くなり雨も降り、雷まで鳴る。
こんな日は、自転車にも乗れないので、「お風呂」へ!
赤丸城跡の麓にある「こぶし荘」に行く。
以前は老人が割引になったので「あんたいくつけ?」と問われたこともあったが今では均一で¥350みたい。
ここの浴場からは裏山が庭園になっており、すごく心が安らぐ。
暖かい湯に浸かりながら、ふと思った。
よく父も「お風呂」に行ったなぁ…。
あの頃の父は、今の私よりも若かったはずだ。
よく送って行ったのは「国吉温泉」。
小さな鞄を持って、一人で行った。
夕方近くに迎えに行くのだが、必ず「女将」みたいな人に見送られてご機嫌。
国吉温泉は入ったことがないので、どんなところか知らないが、あれだけ長い時間、どう過ごしていたのだろうか。
きっと酒も呑んでいたのだろうなぁ…。
それにしても、あの頃の父は今の私より若いはずだが、なんと貫禄のあったこと。
と言いうか、私はいつになっても「子供」みたいだ…。
お風呂場では会話をする人がいなかったが脱衣場では自然と会話が成り立った。
風の音が「ピューピュー」と騒がしかったので、
「すごい風の音やね!」
「雷もなって嵐やわ!」
あとから入ってきた人も、
「あぁ、寒い!降りさくっとるわ!」
「午前中、まだいい天気やったがにね!」
見ず知らずの人と、こんな会話をするのも楽しい
風呂から上がって、アイスクリームを買った。
それが「カチンカチン」に凍っていて、手で温めながらストーブの前で食べる、と言うなんと、おかしな現象だった。
やさしい「おばちゃま」が「スプーン、持ってこようか?」と心配顔で声をかけてくれる。
オラはどこでも「子供」みたいに見えるんだろうな…。