外出した帰り道、さして買い物をするほどでもなかったのだがブラりとスーパーに寄った。
何やら買い物を¥2.000以上のお客様には「ロールカステラ」を進呈と表のドアに書いてある。
冷蔵庫がいっぱいなので、そんなに買い物をすることもなく「買うもの」に迷ってしまう。
妻が「あと¥500くらい足りないかもしれない…」と言う。
そこで酒コーナーにあった安い紙パックの酒を買い物かごに入れ、
「これで間違いないやろう!」
と、ご機嫌でレジに行ったのだが…。
レジを終えたカゴには「サービス品」が入っていない…。
「あれ?」とレジの人に聞くと、
「申し訳ありません、お酒は対象外になりますので…」
ガクッ!
「あといくら足りんけ?」
「200円少々…」
レジのそばにあった菓子袋(¥290ほど)を買って、何とかクリア。
普段なら¥2.000くらい、あっという間に買ってしまうのだが、こんな日に限って「買うもの」がない日だった。
たった「ロールカステラ」一つもらうのに、なんて卑しい…。
「ただただ「イランもん」(紙パックの)買ってしもうた…」と妻は車の中で、つぶやく。