てっちゃんの「きときと日記」

毎日が楽しい日曜日!

天国から来たチャンピオン

先日、たまたまBSで見た映画「天国から来たチャンピオン」、久しぶりに感動ものだった。

最後は涙が出て目が痛くなってしまった。

きょう、あたためてネットの無料映画で見直し、またまた目が真っ赤だ。

初めて会う人なのに、何故かどこかで会ったような…。

ラストシーンでは二人の男女で、そんな会話が交わされる。

過去の記憶は消されて別人になってしまった恋人だったが、目が語り掛けた。

そして暗闇になって「怖がることはない…」と以前に彼が放ったようにやさしく彼女をかばう。

彼女は、そんな彼に「以前の彼」だと確信したようだった。

時をかける少女」でもそのようなシーンがあったと思う。

時が過ぎて、すべての記憶が消されてしまった彼女が彼氏とすれ違うシーンだ。

「どこかでお会いしましたか」

私も、よくこんなことがあるのだが、映画みたいなロマンチックなものではない。

しかし絶対に、なにか前世みたいなところで、お会いしている人なのだろうと思っている。

一番すごかったのは僧ヶ岳で会った男の人だった。

絶対にどこかでお会いした人だと思い、声をかけたのだが「初めて会います」と言われた。

それでも、あきらめずにしつこっく話しかけてしまい、うとまれてしまったのだった。

その他には、やっぱり会ったことがあるような気がして話しかけてみると、ずっと以前に子供のころ、遊びに行った遠縁の人だった。

どこかに、はるか昔の思い出が脳裏に強く焼き付いていたのだろう。

その人の家は北陸線の近くにあって、線路が高く土手の上にあった。

父親たちが何やら話し合いをしている間に、子供たちは、その線路に遊びにいったのだった。

「レールに耳をあててみろ」

その子がするように真似てレールに耳をあてると「ガタン、ゴトン」と音がしてきた。

この子らは、いつもこんな危ない遊びをして楽しんでいたのだろう。

とっても恐い冒険だったから強烈に焼き付いてしまったのだと思う。

だんだんと昔の記憶は消されつつあるが、いつかまたどこかで、そんな昔の記憶の中の人と出会う「めぐりあわせ」があることを楽しみに期待したい。