朝一番に妻からの「お願い」
先日行った公園での「落ち葉拾い」を頼まれる。
「ほんの30分ほどで終わるから…、そのあとは何処へ行こうと全く構わないから…、お願い!」
しかし、しっかりと時間が過ぎてしまった。
畑の小屋に吊るしてあった「大蜂屋柿」、一本落ちていたので食べる。
なんておいしいんだろう…、あの渋柿が、どうしてこんなに甘くおいしくなるのだろう。
11時を回ってのスタートなので遠いところには行けない。
南砺方面に向けて走る。
週末に得能氏のお話を聞く予定なので、その屋敷跡を訪ねる。
そのあと、福光城址も行く。
近くのスーパーで「ウインナー」を買い、どこかで焼いて食べようと公園に行ったのだが…。
どうも広すぎて、目立ちすぎて…、おまけに先客に老女がいて横になっていた。
ガス器具を開いたのだが、どうも落ち着かない。
安の定、老女のそばに女の人がやってきて何やら声をかけている。
いいことだ!さすが福光の町。
「お昼ご飯は食べたがけ?」
「ちょいとだるくなって横になってしもうたがいね」
福祉関係の人なのか、いろいろ話しかけて老女の身体を心配している。
手押し車に、いっぱい荷物を載せて、ちょっと普通の「ばあちゃん」ではないようだった。
ひょっとして、ルンペン臭いことしている自分のほうにも来るような気がして、あわててガス器具を片付けて立ち去るのだった。
小矢部川の河原に行こうとしたが風が強くって寒く、いつもの昼食場でもある福野植物園に向った。
なんと桜が咲いていた!
ウインナーを焼いたら、すごい煙が上がった。
いつもと違って、近くに職員の人がウロウロしていて、こっちを見るので「やばい!」と思い、すぐにガス器具を片付ける。
どうも、きょうは落ち着かない「ミニキャンプ」だった。
行きの陽気と違い、帰り道は向かい風が強く、寒かったが楽しい一日だった。