近所の方が子供に「蛍」を見せようと我が家の裏手の川辺に来られた。
「今年は蛍が少ないね!」
そう言われて見てみると、ほんとうだ。
あれほど乱舞していた蛍が、すっかり見当たらなくなってしまっている。
もう時期が終わったのか…、そう思ったが、どうも違う。
先日から機械を使っての大がかりな草刈りが行われていたことに気が付いた。
そこまではまだ良かったのだが、きのう今度はショベルカーを使って刈った草をトラックに積んでいたのだった。
ご丁寧な、そのままにしておけばよいものを蛍の住みかは裸同然ののっぺらになってしまった。
どうも、その取り除いた草といっしょに蛍も持って行かれたのではと思う。
聞けば、よその区の人たちが草刈りをしている人たちに「蛍がいるから、やめてほしい」と言ったが、その人達は「オラ達に言われても…、上から言われて来ているので」と。
本保地域みたいに地域ぐるみで「蛍観賞会」などに取り組んでいるところなら、こんな馬鹿なことはさせないだろう。
そうなれは我が町内の自治会としての存在と言う物も情けないものだ。
もっとも、ここにこんなたくさん蛍がいるということも知らない無関心の人が多いのが事実なので、なんとも言えない。
まだ全滅と言うわけでもないので、しばらく観察してみよう。