きのうに引き続き、きょうもウオーキング。
きょうは自分が担当しての町内のイベント「見て歩いて知る我が町」。
五回も担当しているのだが、今回初めてのガイドもこなすことになり、先日から下見やら史料集めなどで気の休まらない毎日だった。
回覧が一月前に回っていたので参加者がどれだけあるのかも心配なところだった。
朝、町内のグランドに行くと、次から次と人が集まってきて、担当の役員は用意してあった飲み物が不足するかと心配するくらいだった。
結局、50名を超える参加者となり、なんとか格好がつき一安心。
あがり性で口べたな私は緊張しまくりだったが、歩き出して最初の「お諏訪の言い伝え」の場所ではジョークも出て、へたながらもみなさんから笑いの声援もいただき、「格好つけずに自分のスタイルでやろう!」と自信を持ち、その後も順調にガイドをすることができた。
ある神社では屋根の「紋」のことを尋ねられたが「そんなオラの知らんことは聞いたらダメやないけ!」と、もう「知っていることは、しゃべりますが知らないことは、しゃべりません!」を貫く。
もう一つの神社では、あっさりのガイドに「それで終わりけ?」と言われ、「はい、ここはそんなに感心がないので…」「暑いので先に進みまーす!」
何というガイドだと思われたかも知れないが、ありきたりのガイドなんて、どうせそんなに真剣に聞いていないものだと思う。
興味のあるところでは、じっくり話し、また反応も確かめる。
一方的にしゃべっているよりも、みんなからも知っていることを聞くのも素人ガイドにはずいぶんと助かる思いだった。
必ず、詳しい人がいて、またその人も口を出したがっているものだ。
人がしゃべっているときにごちゃごちゃ雑音を出されるよりも、思い切ってその人に少ししゃべらせれば本人も納得して、まわりも落ち着く。
今回の経験を活かして今後は積極的に地域の歴史ガイドをやっていきたいと思うのだった。
お昼頃に終わったのだが、気が抜けたようにドッと疲れが出てきた。
たくさんの人と接すること、たくさんの人の前で、しゃべることが、どんなに大変なことか、身をもって知った。
いわゆる「気疲れ」と言うものだろう…。