南砺福野高校の吹奏楽演奏会を聴いた帰り道に遠方から鮮やかな色が目に入ったので近づいてみた。
そろそろ季節だなぁ。
南砺福野高校吹奏楽部の演奏会では珍しくレパートリーに歌謡曲が入っていた。
「きよしのずんどこ節」
それどころか、そんな曲を吹いていると変な癖が付くとかで厳しく制限されたのだった。
なんて今は自由なのだろう。
先生もいっしょになって「きよし!」と身体をリズムに踊らせながら叫んでいる。
歌謡曲にしてはラテン調のリズムテンポでなかなかの聴き応えがあった。
私の年代では小林アキラの「アキラのズンドコ節」が馴染みがあるが、なかなか「きよし」もいいと思った。
一部は聴きそびれたのだが、マーチ「エル・キャピタン」が演奏されたようだった。
マーチの王と言われるスーザー作曲なのだが、私も大好きな曲だったので聴けなかったのが残念だった。
なかなかこの頃では吹奏楽演奏会でも本格的なマーチは聴かれない。
自衛隊の演奏会でさえ、そんな状態だから淋しい。
特に「君が代行進曲」「軍艦マーチ」は今では封印されてしまったのかもしれない。
私が中学生の頃は、よく行事なんかでも演奏したものだが、ほとほと時代の流れを感じる。