てっちゃんの「きときと日記」

毎日が楽しい日曜日!

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妻が夢の中で亡き両親を見たと言う。

「怒っていたか?」

そう聞くと、意外やにこやかな表情で、居間で一緒に談笑していたとのことだった。

私も実は夢を見ていた。

どうも気がかりだったのだ。

祖父の代からの屋敷を、こんな簡単に壊してもいいものだろうかと。

早速、解体作業がどうなっているのか気になって出かける。

遠くからでも屋根の瓦が、はがされているのが確認できた。

まだ建物は崩れてはいなかった。

壁がはがされていた。

瓦は数年前に吹き替えたものだから、きれいな状態だった。

しかし再利用にはならないようだった。

玄関の松、梅、ヒバなどが切られ、横たわっていたのが哀れだった。

仏間のあったところに、お供え物をして手を合わせる。