Y社長が「鍋まつりに行こう!」とやってくる。
戸出の会場に行くが、全くその気配なし…。
社長の勘違いで、あしたが開催だった。
何やら鍋道具を貸し出しているとのこと。
それではと本場の高岡に行くことになり久しぶりにF君も誘い三人で行く。
「大和」の前は人で賑わっていた。
まずは「海鮮シチュウ鍋」からいただく。
雨も降ってきて身体が冷えていたところだったが温かいシチュウで温まった。
オタヤ通りは昔の栄華を取り戻したかのような人混みだった。
鮎・岩魚を焼いている店があり、さっそく岩魚を…、F君は鮎を注文したが、なかなか焼きあがらない。
社長の家から持参した「大吟醸」で一杯!
私が食べ終わってもF君の鮎は焼けていない。
待っている間に「大和」の地下に行く。
高校時代の、憧れの人「純子ちゃん」の顔を見に…、しかしきょうも会えなかった。
思い切って他の店員に聞いてみると「お孫さんの世話をするために7月に辞められました」とのことだった。
そうか、純子ちゃんも、おばあちゃんになったのか…。
戻ってくると社長が「E君の奥さんに会った」と言う。
我らの仲間で一番早く亡くなったE君、確か50歳にもなっていなかっただろう。
そんな話をしていたら奥さんが娘さんも伴ってやってきた。
「お久しぶりです!」
すっかり面影が無くなっており、名乗らなければ気がつかなかっただろう。
すっかり「ばあちゃん」だった。
呑んだら、いつも「汽笛イッセイ」を唄っていたE君のことを懐かしく話す。
おとなしい奥さんだったから、きっと呑べいのE君には陰で泣いていたことだろう。
F君とも同じおもいだったが、昔はもっとすらっと背が高くほっそりとしていたはずなのに、今は横に広がってふっくらとしていた。
みんな年齢とともに容姿も変わってくるのだなぁ。
大仏の前では「カニ鍋」がやっており、鍋券(¥350)に¥100プラス。
これは当たりはずれがあったみたいだ。
私の目の前の親子のカニはほとんど身がカスカスで子どもががっかりしていた。
カニは食べるのも大変だから私は食べなかった。
社長が鮎で大吟醸を、ほんの一滴ほど呑んだのに、酔っ払ってしまった。
顔が真っ赤になって、息遣いも荒くなり大変だった。
近くの喫茶店で一服する。
なかな酔いが覚めず困ってしまう。
F君に見送ってもらい、私はバスで家に帰る。
周りはすでに暗くなっていて家に着いたら、もう夕食で、またまた晩酌タイム。
大吟醸を腹いっぱい呑んできたので家ではビールにしたのだった。
楽しい一日だった。