市野瀬天満宮の梅
晴れているのだが風がものすごく強く、自転車には酷な日だ。
砺波方面に行ったのだが途中で一服。
お昼時期でもあったので道のそばにあった「はま寿司」に入る。
ロボットが相手。
指定された3番のカウンター席に座ると、隣には人の好さそうな「じっちゃん」。
同じ独り者同士、気が合って和気あいあいになる。
「じっちゃん」よく食べる!もう10皿以上積み上げていた。
「ここはどの皿取っても¥90だから、心配いらん」
「元気でいいね!」
「いや、長生きすりゃいいってもんじゃないわい」
「じっちゃん」86歳とのことで原付バイクに乗って小矢部市から来たとのこと。
奥さんとは死別していて、なんと昨年には娘さん(52歳)も亡くなってしまったとのこと。
現在は「居候」の身とか…。
いろいろこの回転ずしでの食べ方のコツを教えてくれる。
しかしこの「じっちゃん」皿が出てくるすぐ近くなのをいいことに人のオーダーした皿でも構わず、欲しかったら取る。
「食べたいもん、食べる!」
画面を操作してオーダーするのが面倒なのかもしれないが、オーダーした人は、いつになっても回ってこないのでイライラするだろうな。
とにかくこんな店は楽しい!
この一角は、こんな「じっちゃん」見たい人ばっかり座るようで、あとでまたもうひとり「じっちゃん」がやってきた。
何やらガタガタ音をたてていると思ったらお茶の粉を出すのに、出やすくするためか何度もテーブルにたたいていた。
みんな家に帰っても寂しいんだろうな…。
板前の姿も見えない、ロボットの店で黙って与えられる寿司をもくもくと食べている感じ。
9皿食べて会計ボタンを押すと、若いアンちゃんがやってきた。
初めての人間登場!
「じっちゃん」も「オラも会計!」
外に出ると、自転車の横に、じっちゃんの原付バイクがあった。
いっしょにヘルメットを着けて、「ジャァ、バイバイ!また会おうね!」
今度も、あの席に座りたいな。