出かけるときは肌寒いくらいだったが、このあたりに来る頃は汗をかいていた。
ここから「赤祖父湖」までは坂道が続き、息が荒くなる。
「井口円筒分水槽」
お風呂みたいで何だか中に入ってみたいな気持ち。
生ジョッキーも想像してしまう…。
「赤祖父湖」
ここで犬と散歩していた福光の女の人と親しくなり、ベンチに腰掛けて、じっくり世間話。
犬が何故かオラになついて寄って来たのだった。
「メスけ?」
「オス」とのことだったが、その瞳の輝きは、とっても愛らしかったのだった。
「この辺は熊が出るかもしれないから…」
と言ったら、なんと!
「えぇ、先日すぐ近くにいましたが、普通にしていたらなんともなかったです」
すごい見かけによらず度胸のある人だった。
帰り道は下り坂となりスイスイ!
あっという間に帰宅してしまった。
これっくらいの距離なら余裕だなぁと、つい若くもないのにいい気になるのだった。