息子夫婦からは実用的なものも入っていてありがたい!
「母の日」
長男からのプレゼントが、昨日届くのかと待っていたら、とうとう来ず。
電話で聞くと、きょうの午前中だとのこと。
きょうは知人の葬儀に行かねばならないので困った、と思っていたら家を出る寸前に宅急便のお兄さんがやってきた。
「きょうは大変でしょう」と声をかけると、ほんとうに嘆くような顔つきで「冗談じゃなく、半端の数じゃないんです!」と苦笑いされた。
これからは早めに送るように子供たちには伝えたいと思った。
知人の葬式、「家族葬」だった。
妻の高校時代の先輩で、私たちの結婚式にも出席してくださった人だった。
きのう娘さんから連絡があったのだった。
正月に電話をかけてきて「私、膵臓ガンなの…、でも早期発見でなんとか助かったみたい」
回復に向かっているものと思っていたのに…。
通夜も葬儀も、ほんの身内と親友だけの静かなものだった。
新聞にも名前は出さないのだそうだ。
香典も受け取られなかった。
私たちが執り行った、呉羽の義母の時と同じだ。
でも義母の時は坊さんが3人も来られ、祭壇も生花も普通の葬儀と変わらず、費用もそれなりだった。
N子さんの通夜、葬儀はほんとうに簡素だった。
葬儀場が家族葬を本格的に扱うようになったみたいだ。
無駄が無く、ほんとうの泣く人たちだけでの通夜、葬儀は静粛でおごそかに行われ、参列するものにとっても、ほんとうの「お別れ」ができたと思う。
しかし、人の最期はわからないものだ…。
そしてなんと、はかないこと。
今一度、自分たちの今後も考え、葬儀のありかたを考えて行きたいと思ったのだった。