Y社長とF君の、いつものコンビで「おわら風の盆」の最終日に行く。
土曜日と言うこともあってか、どこの駐車場も満車で、お手上げ。
じっと列の後尾について待っていたが、いっこうに車が進む気配もないので、社長「奧の手」を使う。
「確か、この道を行けば規制にもかからず八尾駅の裏に出るはず」
見事だった!
何やら狭い道を行くと、まさしく駅の裏だった。
もう三味線や太鼓の音も聞こえる。
駅の表に出る歩道橋を渡るのだが、これが意外や難所だった。
喘息の持病を持つY社長が咳き込んで立ち止まってしまった。
実際、すごい傾斜の階段。
先日の立山駅のケーブルに乗るときと同じ現象だ。
あとで本人も言っていたが「過去にない苦しさで、死ぬかとさえ思った」ほどの苦しみようだった。
そんなわけで、今回は町の中心部には行かず、駅周辺にて「おわら」を観賞。
メインストリートの歩道の脇に座り込んだのだが、そこが特等席だった。
10:00頃より踊りが目のまで始まり、それから輪踊りが延々と行われた。
女の人が菅笠をはずし、もう終わりかと思ったのだが11:00を過ぎても踊りが止むことはない…。
こうして地元の人たちは、明け方まで「おわら」を楽しむのだなぁと、よそ者はこの辺で失礼しようと言うことで車を停めた駅裏に進むのだった。
家に帰ったのは深夜になってしまった。