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てっちゃんの「きときと日記」

毎日が楽しい日曜日!

国泰寺「開山忌」

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数年前に息子が帰省した時、偶然にこの「開山忌」に出会い、虚無僧の尺八の音と禅宗のお坊さんの素晴らしいお経のハーモニーに身を震わせるほどの感激を味わったのだった。

虚無僧姿の人を見かけたが、尺八を奏でるのは午後の2時を過ぎるとのこと。

これだけの寺の行事なのに、餅・お菓子などを売る露店が一つもないのが、いいのやら淋しいのやら…。

近くのコンビニを探しながら島尾海岸に行く。

海岸で「ドローン」を操作している人を見かけ、思わず声をかける。

「おもしろそう!カメラもついとるがけ?」

そう言って近づくと、大柄で黒っぽい服を着て、顔を見ると前歯が欠け、一見怖そうな人だったが、愛想よく話に乗ってくれた。

なんと東京からやってきて民宿に3日も泊まっているとのこと。

日本海立山の映像を撮りにきたようだった。

すっかり気が合って、いろいろ話が盛り上がる。

名前も聞かなかったが「じゃぁ、またね!」と別れる。

ほどなく行くと、なにやら海岸にクレーンのアームが伸びていて車と人で賑わっている。

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道路を横断する人も多く、警備員まで立っているので「なんか祭りでも?」と聞くと、その警備員は苦笑いした感じで、はっきり返事をしてくれなかった。

よく見ると、なにか異様な感じ。

赤い袴をはいた巫女の姿もあっちこっちに…。

関係者以外立ち入り禁止の立て札も。

そのうちに進んでいくと歩道のそばに、「普通の人」らしい女の人がいたので声をかける。

「何?宗教け?」

関西方面からやってきたとのことで一週間ほどキャンプするとのことだった。

「へーっ、よっぽど暇ながやね!」

「オラ、神より仏!これから禅宗の寺行って、お経聞いてくるが!」

そう言うと、その少し若い女の子は笑っていた。

トラさんが映画の中で、出会った女の人と会話をするような感じだった。

海岸に行って昼食をとったあと、再びその人に声をかけると、今度はサングラスをとって顔を見せてくれた。

まだ若い、きれいな人だった。

「どっから来たの?」

「あっち!」

「楽しそう!」

なんか、まだまだ会話したい雰囲気だった。

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海岸では他にも名古屋から高速バスに乗ってきたという若者にも出会った。

「サイクリングですか?いいですね!」

砂浜でぼーっと立っていたので何か、心の病なのか心配だったので、しつこく声をかける。

「釣りでもしたら?」

「きょうは民宿にでも泊まるの?」

もうきょうの高速バスで帰るのだと言う。

ポツリ、ポツリとしゃべる姿は若者にしては暗すぎる。

そのうちに、もう一人同年代らしき人がやってきて会話をしていたら、いつのまにやらその若者はいなくなってしまっていた。

よく、きょうは人と出会う日だった。

もう一人の人は何と自分の住んでいる地域の近くの人だった。

知った人の話も出て、これも止まない会話が続いた。

時間が迫ってきて国泰寺に戻ったら本堂では「お経」が始まっていて虚無僧の人達も待機していた。

立って待っているのも辛いので石段に腰かけて、足をぶらぶらしていると、声をかけられる。

知り合いのKさんだった。

カメラが趣味なので、前回も城端の祭りでばったりと会った。

またまた、おしゃべりする。

そうこうしていると、お坊さんたちが出てきて、尺八を奏でる虚無僧を先頭に行列が始まった。

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素人カメラマンが、ハエのようにあっちに行ったり、こっちに行ったり…。

まことに見苦しい。

もっと存在を意識させないような撮り方ができないのだろうか…。

お堂でお経が始まろうとしているとき、外の参拝者の一部の声が大きく、耳障りだった。

若いキリッとした背の高い、お坊さんが「気にかけているな」と思ったら案の条、振り向いて外にまで出て来て「静かにしてください!」

ほんとうに、そうだ!

しかし、そのやかましい雑音はまだ続いたのには恐れいった。

きっと天罰がおりることだろう…。

たくさんのお坊さんの「お経」はとってもハーモニーも合っていて素晴らしかった!

ウイーン少年合唱団よりも素晴らしいハーモニーだ。

すべてが終わったあとは、身も心も軽くなって、すがすがしい気持ちで我が家へと帰るのだった。