この作業を終わらない限りは、「遊び」に出れない…。
そう覚悟して苦手な畑の支柱、くい打ち作業にとりかかる。
昨年は風の強いことが何度かあって支柱が何度も傾いた。
今年はその反省もあって、より頑固なものとせねばならないだろう。
「かけあい」と言う道具を使うのも滅多にないことだが、けっこう楽しいものだ。
建前の時なんか大工さんが柱の上に上って「カンカン」と叩くやつだ。
うまく杭の頭に当たればいいが、はずれたりしたら、とんでもないことになる。
杭の打ったあとは「ヌキ板」を電動のインパクトドライバーで打ち付けて囲む。
便利な道具だ。
充電済みのバッテリーで動くので電源がなくてもいい。
これを買うときは、店員さんに、いろいろ意見を聞いた。
程良い値のものもあれば高額なものもあって、迷ってしまったから…。
本職でもなく、普通の家庭で使うなら、これで十分と言うものを進められ買ったのだったが、一万円くらいしたと思う。
これを手に持つと、なにか本職の職人になった気分になるからおもしろい。
「ダダダダッ」とネジを打ち込みながら締めるので作業は簡単。
ただのドライバーだったら、こんなふうにはいかないだろう。
「インパクトドライバー」、ほんとうに便利な道具。
これを使って、何か組み立ててみたくなる。
そう言えば、家を建てているときも大工さんは、いろんな工具を使っていた。
昔みたいに手で金槌を打ったり、ノコギリを使う姿なんかは見れなくなってしまった。
たくさんの工具を一部屋にまとめていたが、盗まれたことがあるという。
それも作業中に(自分たちがいないときに)堂々と持って行かれたことさえあると言うから恐ろしい世の中だ。
また間違って持って行かれることもあるようだ。
きょうは曇り空だったが気温も高く、外での作業は大変だった。
自転車に乗って遊んでいるときは、どんなに暑くっても、へっちゃらなのに何故か「畑仕事」は非常に疲れるのだった。
なんとか終わり、しばらくは畑に行かなくってもいいだろう…。