きょうは自転車に乗って、どっかに行きたいところなのだが…。
小矢部のオープンガーデンが、きょうから始まるというので妻と近所の人を乗せて出かける。
10:00オープンのところ10分前に着いてしまい、待っていなければいけないと思っていたら、なんともうお客がイッパイ!
どこから、どのように知れ渡っているのやら「趣味の世界」の人たちが次から次とやってくる。
ちょっと小高い、このガーデンから見下ろす眺めが、また心を和ませてくれる。
花のことはわからないし、さして興味はないのだが、「きれい!」「いい香り!」は理解できる。
これだけの庭を維持管理するのも大変なことだろうと、我が家の小さな庭のことを思いながら、その苦労を感ずる。
せっかく、ここまで来たのだから宮島の「滝」の蕎麦を食べて行こうと行ってみたのだが、きょうは「金曜日」で「支度中」だった。
すっかり、きょうが何曜日なのかを忘れてしまっている。
それではと同乗のYさんが「アウトレット」に行ったことがないと言うので行くことになる。
先日も独りで行って何も買わず、こんなところは年寄りが行くところではないと思っていたのに、妻とYさんは購買意欲がみなぎっていて、私はなんと両手に紙袋をイッパイぶら下げる羽目に…。
財布で足りず、カードも使って「大盤振る舞い」。
何やら先日と違って値引きセールが目立っていた。
店員の「もともと、このアウトレットに来る段階で本来より安くなっており、本日はそれを更に40パーセント引きですから、ほんとうに、お得な品物ですよ!」
そんな甘い言葉に、すっかり乗せられてしまったようだ。
でも、買い物をするというのは実に楽しいもので、帰り道は何だか、とてもリッチな気持ちで満足だった。
帰宅して、一休みしてから妻が「秘密の園」に行きたいと言い出す。
雨あがりだから「ワラビ」が出ているかも…。
頼成山の「秘密の園」に出かける。
誰もいないはずの山道を歩いていると何やら、息づかいらしい音が耳に入ってくる。
まさか「熊」、いや「イノシシ」
そう思って振り返ろうとしたら横をランニング姿の若者が「こんにちわ!」と声をかけて通り過ぎていった。
「すごいなぁ!」
こんな山道を走って上っていくなんて、やっぱり若さには勝てない。
お目当ての「ワラビ」は誰かが採ったあとでもあるようだったが意外とたくさん採れて、妻は大満足だった。
夕暮れ近くになり「熊」の出る可能性も高くなるので帰ることにしたが、またもや何やらカサカサと音がする。
今度は本物かと身構えたら、なんと先ほどの若者が頂上まで行って来たのやら降りてくるところだった。
「やぁ!」と手をかざすと、若者も手をかざして答えてくれた。
どこの誰かも知らないが、こんなちょっとした触れあいは、うれしいものだ。
山から帰って、すぐに畑に直行。
今度は「そら豆」を収穫。
たくさん成っていてびっくり。
もちろん夕飯には、これを肴にして冷たーいビールをいただき、思わず
「おいしーいい!」
妻も軽く一杯、欲しいと言い、飲み干す。
私がビールだけで物足りず、冷酒を口にしたら、それも「ちょうだい!」と言う。
「だいじょうかい?」と言ったら、
「私、ほんとうは呑めるタチながやよ」
驚く返事だった。
一緒に呑まれたら、とんでもない…。
サッサと酒の瓶も片づけ、いつもより早く夕食を済ますのだった…。