八重桜はどうかと思ったら、なんと散り始めていた。
息を切らしながら自転車を漕いでいたら道をおりてくる「おばちゃま」二人に声をかけられた。
「神社に戻るには、このまま下って行ってもいいのですか?」
てっきり「埴生神社」のことだと思って、「いいよ!」って言ったらなんと「倶利伽羅不動尊」のことだった。
駐車場まで戻りたいという。
「あんたら、どっから来たがけ?」
「白山市!」
仕方がない、自転車を下りて不動尊まで連れて行った。
まぁ、自分も疲れていたから、ちょうどだったかもしれない。
それに、いい話相手になれたのだった。
不動尊の店の前で別れたが、名前も聞かず、ちょっと物足りない感じだった。
コーヒーでも誘えばよかっただろうか。