そんな寒くも感じなかったので窓を開けてみてビックリ!
雪だ!
もう雪は終わったと思っていたが、まだ降るんだ。
そう言えば4月にも降ったこともあったっけ。
朝は道路も真っ白だったが9時頃には溶けていた。
午後より晴れてきたのでMTBで出かける。
Y社長が一人で仕事をしていると言うので、いろんな写真を収めたCDを渡そうと思って行ったのだが、着いた時には荷台に挟んであったはずのCDが消えていた。
もう一度来た道を戻り、探す。
地下道の階段のところに落ちていた。
大した物でなかってよかったが、これからはやっぱりカバンに入れよう。
Y社長の仕事も終わり、コーヒーを飲んで雑談。
新年会もやらなかったから今度、花見を兼ねてどこかでバーベーキュをやろうと話し合う。
さて、Y社長の倉庫を出て、どこに行こうかと迷ったのだが意外と寒い。
特に足元が冷え冷えだった。
きょうはやめておこう、ということで家に帰るが、途中で以前から寄ってみようよ思っていた人の家に思い切って訪ねてみた。
たまたま街の中で自転車に乗っておられる姿を見て、声をかけて知り合った人だ。
私より一回りも年上でないかと思う。
しかし、リュックを背負って軽快な自転車を乗り回されている姿は若若しい。
身ぎれいな平屋づくりの家に入ると、奥様の遺影が飾ってあった。
「家内はガンで亡くなって、私は独り身です」
人と話しをするのが苦手だと言われ、どちらかというと無口なタイプ。
「マランツ」のオーディオ装置があったので「聴かせて!」とお願いする。
さすが!うちの安っぽいオーディオと違って低音部がズシーンを響き迫力満点。
「いいな!」
「夜は明かりを暗くして椅子に腰かけ、片手にウイスキーのオンザロックなんか手にしてチビリチビリとやりながら…、たまらんね!」
そう言うと、にっこりしてサントリーの「山崎」が好きだとボトルを見せてくださった。
日本酒は「三笑楽の純米酒」だと見せてくださる。
なかなかの人だ。
この人のこと何にも知らないのに図々しく家の中にまで入ってステレオまで聴かせてもらって…。
どこか大きな会社におられたのだろう、機械の設計技師だったとのことだ。
突然に勝手に来て、つい長居をしてしまった。
「今度、うちに来てよ!」
そう言って別れたのだが、ほんとうに来てくれないかな…。