毎日、仕事もしていないくせに何故か夜になると疲れが出てくるのか眠気に襲われる。
よく寝る。
きょうは何だか明るいと思ったら、もう8時だった。
外は晴れているので落ち着かない。
先日行った「市野瀬川(五十玉用水)」のことが気にかかってならなかった。
あの川は、どこから始まっているのだろう…?
素朴な疑問から、晴れ間を狙って行ってみることにした。もちろんMTBで。
まずは看板のあったところから市野瀬川を確認して先に上がってみた。
車では通れない土手みたいな道には、まだ白いゆきがすこし残っていたのでタイヤがスリップしないか心配だった。
先を進と川は、より清くなってきた。
何の植物なのか川のなかにあって誰かが、それを保護するかのようにビニール袋がかかっている。
そして間もなく川の始点とみられる場所にたどりついた。
なぜなら道路を隔てたその先は、どう見ても川とは言えず、溝みたいなものだ。
近くには市野瀬神社の水満宮が鎮座している。
まさに「市野瀬川」と言われる由縁だと思った。
この付近から庄川の伏流水が湧き出ていて「市野瀬川(五十玉用水)」となっている。
始点を確認したので、今度は下って先を見ることにする。
川をたどって行くと「アグリピア」付近で「玄手川」に合流してしまった。
このまま行くと千保川になってしまうので納得がいかず、近くをウロウロ散策してみる。
どうやら、ここで分流している用水がみられたので、これだろうと思いながらも看板もなく確証がない。
すると近くで焚き火をしている人を見つけたので話しかけて見ることにした。
最近はどうも反応がイマイチの人が多いので恐る恐るだった。
「すみません!これって五十玉用水ですかね?」
「おぉ、そうや!これは間違いない五十玉用水や!」
意外とうち解けやすい人で歳も同じ頃みたいな気さくな人だった。
このあと何と一時間以上も立ち話が続いたのだった。
「誰かに頼まれて調べとるがけ?」
「いや、ただ暇やから興味本位で調べとる」
「へーっ、学者さんかいね?」
「とんでもない、ただの暇人やがいね」
そんな調子で、いろんな話しをして時間を忘れてしまうくらいだった。
時計を見ると、もう一時近くだった。
2時からコミュニティセンターで地域の跡地開発に関する富大生のフォーラムがあるのでタイムリミット。
「また来るちゃ!遊びに…」
名前も告げず、聞かずの間だったが、またここに来れば会えることもあるだろう…。
ほんとうは、川の流れに沿って南条小学校近くの桜並木~和田~北島~早川と行くつもりだったが、また日をあらためることにする。
急いで家に帰り、お昼をいただいて今度は雨が降りそうなので歩いてコミュニティセンターまで行く。
2時ピッタリに着く。
正直、このフォーラムには、さほど興味がなかったのだが、学生さんたちがいっしょうけんめいに地域のことを調査、勉強されているので参加したのだった。
現実からは、ちょっとかけ離れた、いろんな構想には、ついていけないこともある。
下手にマイクを向けられたら、とんでもない「オヤジ」の「たわごと」が始まることだったろう…。
4時に終わり、サークルの先生に「もう、また晩酌する時間になりました!」と言って挨拶して帰る。
帰りはスーパーに寄り、酒の肴を買い、急ぎ足で家に戻った。
ほんとうに、あっという間に楽しみの「晩酌」の時間だった。
長いようで短い一日だった。
きょうも佐渡の生酒「テンナマ」、3リッターあったはずなのだが、いつのまにやら軽くなってしまった…。妻には「コップ一杯しか呑んでいない!」と言っているのだが。