北陸新幹線は快適だった。
試走会で妙高まで往復したことがあるので初めてと言うことではないのだが、旅に出るのは初めてだった。
切符は次女がネットで何やら格安の料金で手に入れたようだった。
駐車場が空いているか心配だった。
立体駐車場に停めたが、わかりにくかった。
何でこんなに駐車場が満杯なのかイマイチよくわからないのだが、ほんとうに新幹線の利用者で埋まっているのだろうか?
行きは「はくたか」だったが、私の席には何やら荷物が置いてあって横には男か女か、分からない人が雑誌を読んでいた。
金沢から乗った人だろうが、空いていると思ったのだろう。
「すみません、私の席なんですが…」
なんで初っぱなからこんな事言わなきゃならないのか。
一応、素直にずらかしてくれたが、ずっとそんな男か女か、分からない人といるのは苦痛だった。
妻と娘達は陽気に旅気分に浸っているのがうらやましかった。
途中でその人が降りたので、やれやれと、思ったが、それもつかの間で今度は小さな女の子を連れた人が乗ってきた。
他にも席が空いているのにJRは空いた席をフルに使っているようだ。
他の席を見てもそうだった。
空いたと思ったら、すぐ次の駅で席が埋まる。
掃除などの手間を思ってのことだろうが、同じお金を払っているのに、座るのなら誰も使っていなかった席に座るのがほんとうだろうと思う。
この可愛いはずの二歳の女の子が大変だった。
母親の膝に乗っているのだが、ほとんど私の席のほうに足が来ており、最初から終わりまで(上野)ずっとバタバタして私の腰辺りを蹴飛ばしていた。
オモチャを落とせば、拾ってやらなきゃいけないし、顔を合わせればニコニコしてやらねばいけないし…。
「私は子供が嫌いだ!」という歌があったが、ほんとうにそんな気持ちになってきた。
いっそうのこと恐い顔して、睨み付けてやろうかと思うくらいに、ずっと騒いでいた。
これじゃ新幹線に乗ったのではなく鈍行電車に乗ったも同然だった。
やっぱり「かがやき」は、いい!
帰りは「かがやき」で滑るようにあっとう間に高岡に着いた。