ほんとうは電車に乗って「市振駅」まで行き湾岸サイクリングロードを芭蕉の道跡をたどって走るつもりだったのだが、あいにくの午後からの雨との予報のため急遽、コースを変更して近場の半日コースとする。
大門サイクリングセンター跡から中央サイクリングロードを走り、小杉まで行き、下条川を下るように新湊方面を目指す。
「かっちゃん」が県営フェリーに乗ったことがないというので堀岡から乗り込む。
わずか5分あまりの船旅だが県営で無料なのが魅力。
このフェリーに乗り込もうとした時、降りてきたお客の中に「山の歌」さんがいてびっくり。
じっとして家にはいられないと言う、元気いっぱいの人。
海王丸パークにて、しばらくミーティング。
風が出てきて雨もポツリと来たので、帰路につく。
わせの香や 分入(わけいる)右は 有磯海(ありそうみ)
この句が果たして、どこで詠まれたのか未だに論議されるところだが、歌碑は、あっちこっちにあるようだ。
芭蕉に詳しい「みやらくもん」さんより、お話を伺って勉強。
芭蕉は越中(富山)に入ってからは体調がすぐれず、行きたかった氷見の藤波神社にも寄らず滑川から高岡、そして倶利伽羅へと素通りな状態だったようだ。
今回は半日コースとなったが、いつかあらためて市振からの芭蕉の「おくの細道」をたどってみようと思う。